この記事から得られること
この記事では、UIデザインの勉強として「UIリサーチ」のスキルを身につけることの4つのメリットについて解説します。
UIデザインの実務でも役立つ内容ですので、そのメリットをぜひ理解しておいていただければと思います。
なお、この記事は「約3〜5分」で読める内容となっています。
この記事の前提
「UIリサーチ」はUIデザインの勉強において間違いなく役立つスキルだと考えていますが、今回の内容は「私の個人的な意見」であることをご認識おきください。
また、UIリサーチの概要について知りたい場合は、こちらの記事も合わせてご確認ください。
UIリサーチのスキルを身に付けるメリット
UIリサーチのスキルを身につけることによって、UIデザインの勉強において以下の4つのメリットがあります。
- 01:世の中にある優れたUIから、UIデザインを学ぶことができる
- 02:Web閲覧では学べないことがUIリサーチからは学ぶことができる
- 03:身に付けたスキルはそのままUIデザインの実務で役立つ
- 04:ポートフォリオのコンテンツ(実績)作りに役立つ
それではそれぞれのメリットについて順番に解説します。
メリット01:世の中にある優れたUIから、UIデザインを学ぶことができる
1つ目のメリットは「世の中にある優れたUIから、UIデザインを学ぶことができる」です。
これはすなわち「世の中の全てのUIデザインが勉強資料になる」ということを意味します。
実際のところ、世の中のほとんどのUIは無料で見ることができますので、取り組むためのハードルが低い、という点もメリットだと私は考えています(ただ、UIを見るためには、何かしら料金を必要とするものも、もちろん世の中にはあります)。
メリット02:Web閲覧では学べないことがUIリサーチからは学ぶことができる
2つ目のメリットは「Web閲覧では学べないことがUIリサーチからは学ぶことができる」です。
今はWeb上でUIデザインに関して検索をすれば、さまざまなUIのキャプチャーなどが見つかり、そこからいろいろと学ぶことができます。
そして、UIのキャプチャーから「画面レイアウト」や「使用している具体的な文言・言葉」などを学ぶことができます。
ただ、Web上のUIのキャプチャーからは「画面フロー全体ではどのようなルールになっているのか」「どのようなエラー画面を用意しているのか」「特殊な条件でのみ表示される画面はどのような画面なのか」など、表面的には見えてこないUIデザインの深い部分は、なかなか学ぶことができません。
そして、その深い部分を知るための手段となるのが、UIリサーチになります。
メリット03:身に付けたスキルはそのままUIデザインの実務で役立つ
3つ目のメリットは「身に付けたスキルはそのままUIデザインの実務で役立つ」です。
UIリサーチは実務でも頻繁におこなわれるため、単純に実務で役立ちます。
特に新規の開発プロジェクトでは、UIデザインを行う上で知らないことが多いケースがあり、その場合はUIリサーチに多くの時間を割きます。
また、最新のUIデザインを知っておくために、新しくリリースされたアプリのUIデザインを調べてみるなど、実務においてUIリサーチのスキルは役立ちます。
メリット04:ポートフォリオのコンテンツ(実績)作りに役立つ
4つ目のメリットは「ポートフォリオのコンテンツ(実績)作りに役立つ」です。
UIデザイン系のポートフォリオとして、UIのビジュアルを載せることはあると思いますが、「UIリサーチの調査結果と分析結果を載せる」のもアリだと私は思っています。
なぜなら、UIリサーチの分析は「UIデザインを見極める力」そのものであり、UIデザインを見るスキルのアピールにつながるからです。
例えば、何かジャンルを決めて、そのジャンルで有名ないくつかのスマホアプリやWebサービスに対してUIリサーチをおこない、各社の特徴や、共通点、改善点などを分析してまとめる、というコンテンツも良いと思います。
まとめ
繰り返しとはなりますが、UIリサーチのスキルを身につけることによって、UIデザインの勉強において以下の4つのメリットがあります。
- 01:世の中にある優れたUIから、UIデザインを学ぶことができる
- 02:Web閲覧では学べないことがUIリサーチからは学ぶことができる
- 03:身に付けたスキルはそのままUIデザインの実務で役立つ
- 04:ポートフォリオのコンテンツ(実績)作りに役立つ
個人的には1つ目の「世の中の全てのUIデザインが勉強資料になる」という点が最大のメリットだと私は考えています。
UIリサーチしたあとの分析は、ある程度経験が必要とはなりますが、UIリサーチをおこなうこと自体は特殊なスキルは必要無いため、学んでいただければと思います。
また、今後はUIリサーチに関する具体的な調査方法や準備の仕方や考え方などを発信していく予定ですので、ご興味がありましたら、ぜひご確認ください。
なお、UIリサーチの概要について学びたい場合は、こちらの記事も合わせてご確認ください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回の記事は以上です。
この内容がみなさんのUIデザインの勉強になりましたらうれしいです。
そして引き続き、UIデザインの勉強を一緒にしていきましょう。