この記事から得られること
この記事では、私の「マテリアルデザインを実際に読んだ経験」から、Google社提供の「マテリアルデザインのUIガイドライン(英語原文)を読むときに意識すべき2つのポイント」を学ぶことができます。
Material Design : “Design” Section
URL:https://material.io/design
結論
マテリアルデザインのUIガイドラインを読むときは、以下の2つのポイントを意識しますと、内容の理解が深まると考えます。
- 「マテリアルデザインの専門用語」は日本語訳せず、英語のまま理解する
- 「マテリアルデザインの専門用語」には、同じ意味でも「異なる表現」となっている用語がある
それでは、各ポイントについてそれぞれ解説します。
「マテリアルデザインの専門用語」は日本語訳せず、英語のまま理解する
「全体像を理解する」という目的で、翻訳して日本語で読むことは良いとは思いますが、「マテリアルデザインで規定された専門用語」を翻訳した内容で理解することはおすすめしません。
なぜなら、日本語訳すると、理解しにくい表現になっているケースが多いためです。
さらに、日本語訳で理解していますと、コミュニケーションエラーを生んでしまう可能性もあります。
例えば、仕事の中で、マテリアルデザインについて誰かと話すときに、日本語訳した「専門用語」で話しますと、人によって訳し方が異なるため、認識違いが発生してしまう懸念があります。
このような理由から、「マテリアルデザインで規定された専門用語」は日本語訳せず、英文のまま、理解することをおすすめします。
もし、仕事の中で、日本語訳した表現をしたい場合は、まずは、英語と日本語訳の対応表を作成して、開発メンバーで共有することが望ましいです。
「マテリアルデザインの専門用語」には、同じ意味でも「異なる表現」となっている用語がある
同じ意味の専門用語でも、異なる表現をしているケースがあるため、注意が必要です。
ただ、文脈から気付けるレベルだと思います。
これは英語の本来の特徴として、「同じ文の中で、同じ単語を2度以上使用することを避ける」という傾向があるためだと考えられますが、このポイントは意識しながら読むことをおすすめします。
例えば、「Surfaces」という章では、「Surface」という専門用語のことを、
- Surface
- Material
- Material surface
と、複数の表現で記載されています。
文脈から「それぞれ同じ意味である」とは理解できるのですが、このようなケースがあると意識しておく必要があります。
さらに、日本語訳した状態で読む場合、「同じ意味」だと理解できずに、誤って理解してしまう懸念もあります。
なお、「Surface」について詳しく学びたい方は、こちらの記事もよろしければご確認ください。
どうしても日本語でマテリアルデザインを読みたい場合
「英文を読みたくない」という方もいらっしゃると思いますので「日本語でマテリアルデザインを読む」方法も解説しておきます。
ご存知の方も多いかもしれませんが、一番簡単な方法は、ブラウザを「Google Chrome」にし、「URLが表示されているエリア」にあります「翻訳機能」を使用する方法です。
現在表示しているWebページを自動で翻訳してくれます。
この機能を使えば、全文日本語で読むことができます。
ただ、専門用語の自動翻訳は意味が分かりにくいため、自動翻訳の内容はあくまで「参考レベル」として読むことをおすすめします。
まとめ
繰り返しとはなりますが、マテリアルデザインのUIガイドラインを読むときは以下のポイントに意識しますと、内容の理解が深まると考えます。
- 「マテリアルデザインの専門用語」は日本語訳せず、英語のまま理解する
- 「マテリアルデザインの専門用語」には、同じ意味でも「異なる表現」となっている用語がある
なお、このブログでは「マテリアルデザインを日本語で学びたい」という方向けに、マテリアルデザインを日本語で解説しています。
そして上記のポイントをおさえるために、以下内容で日本語解説しています。
- 「マテリアルデザインの専門用語」は、日本語訳せず、英語のまま使用する
- 同じ意味でも異なる表現となっている「マテリアルデザインの専門用語」は、統一した表現に修正
みなさんのマテリアルデザインの理解に役立つと思いますので、ぜひご確認いただければと思います。
今回の記事は以上となります。
お読みいただき、ありがとうございます。
この記事の内容がみなさんのUIデザインの勉強の参考になればうれしいです。
引き続き、一緒にUIデザインの勉強をしていきましょう。