認知科学

「7±2」説は古い?|人間が覚えられる本当の「マジックナンバー」とは?

この記事から得られること

この記事では、認知科学において、人間が「短期記憶」として覚えられる数字「マジックナンバー」について、最新の研究結果と共に学ぶことができます。

なお、この記事は「約2〜4分」で読める内容になっています。

結論

結論からお伝えしますと、人間が「短期記憶」として覚えられる数字は「7±2」ではなく、最新の2001年の研究では「4」であるとされています。

なお「短期記憶」とは「数十秒ほどの記憶」と規定されています。

それでは、どのような研究がなされたのかを解説していきます。

「マジックナンバー」における最新の研究とは?

2001年におこなわれた海外の最新の研究では、人間が短期記憶として覚えられる数、つまりマジックナンバーは「4」であるとされています。

なお、2000年には日本でもマジックナンバーに関する研究が行われています。

具体的には、チンパンジーに記憶力を試すテストを実施したところ、4つの数字を覚えるテストまでは「95%の正解率」でした。

しかし、覚える数字が5つになりますとその正解率は「65%まで落ちた」ことが確認されています。

マジックナンバーは「長期記憶」にも当てはまる?

マジックナンバーは「短期記憶」に関する数字ですが、1975年におこなわれた「長期記憶」に関する研究でも、人間が「1つのカテゴリ」に対して完全に思い出せる項目数は「4つまで」ということが明らかになっています。

なお、「長期記憶」は「数分から一生の記憶」と規定されています。

そして、1つのカテゴリ内に含まれる項目数が増えるほど思い出せる量は減っていき、80項目の場合、思い出せる量は全体の20%まで減少することが分かっています。

4つ以上覚える方法「チャンク」とは?

短期記憶のマジックナンバーは「4」ですが、「チャンク(数字の集合化)」を活用すれば「4」以上の数でも記憶することが可能です。

例えば、電話番号は「3〜4つ」の数字を「チャンク」としてまとめることにより「090-XXXX-XXXX」といった11桁の数字でも覚えやすくなる効果があります。

UIデザインではこのマジックナンバーをどのように活用すればよい?

UIデザインにおいては、何かを覚えて操作をしなければならない場合、その個数は「4つ以下」にすることをおすすめします。

また、何かの番号を覚えてもらう場合は「チャンク」の法則を活用して、ユーザーに覚えやすくしてあげることをおすすめします。

さらに、単純に表示する情報でも上の図の写真のように「4つ以下」にしたほうが、ユーザーに覚えてもらえ、理解してもらえる可能性が高くなります。

まとめ

繰り返しとはなりますが、人間が覚えられる短期記憶の数字は「7±2」ではなく、最近の2001年の研究では「4」であるとされています。

短期記憶のマジックナンバーは「4」ですが、「チャンク(数字の集合化)」を活用すれば、「4」以上の数字でも記憶することが可能です。

また、「長期記憶」に関する研究でも、人間が「1つのカテゴリ」に対して完全に思い出せる項目数は「4つまで」ということが明らかになっています。

UIデザインにおいて、ユーザーに何かを覚えてもらう必要がある際は、今回のマジックナンバーを参考にしていただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。
今回の記事は以上です。

この内容がみなさんのUIデザインの勉強になりましたらうれしいです。
引き続き、UIデザインの勉強を一緒にしていきましょう。

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