認知科学

認知科学の基礎|「人間が持っている2種類の思考システム」とは?

この記事から得られること

この記事では、人間の認知的な特性として持っている「2種類の思考システム」について学ぶことができます。

なお、この記事は「約3〜5分」で読める内容となっています。

人間が持っている「2種類の思考」とは?

人間は何かを考える際、認知的な「2種類の思考のシステム」を使い分けています。

具体的には「2段階の思考システム」である「思考システム1」と「思考システム2」を使って、ものごとを判断・解釈しています。

それでは、まずは1つ目の「思考システム1」について解説します。

思考システム1|普段の生活で使用する思考

基本的に人間は、普段の生活の中では「思考システム1」と呼ばれる思考を使って生活をしています。

「思考システム1」は、ものごとを「直感的に瞬時にとらえ、判断する」ことに優れた思考システムです。

これは人間の先祖が「危ない猛獣などの危険をすぐに察知し、生き延びるため」に身についた思考であるとされています。

例えば、上の画像の女性は「怒っている」とすぐに判別できると思いますが、この判別は人間の「思考システム1」によって判別されています。

それでは次に「思考システム2」の思考について解説します。

思考システム2|考えながら処理する思考モード

「思考システム2」は、ものごとに対して「深く考えている状態」のことです。

この「思考システム2」は「認知的な負荷」が高く、疲労が溜まりやすいことも特徴です。

ただ、しっかりと考えてから決断する内容においては、この「思考システム2」の思考が使われています。

UIデザインにおいては、どのような点に注意すればよい?

一般的には「思考システム1」によって判断されたものごとのほうが、誤操作につながりやすいとされています。

これは直感的にものごとを判断するため、仕方のないことですが、UIデザインにおいては、ユーザーが「思考システム1」で判断したとしても、誤操作にならないような工夫が必要です。

例えば、ボタン1つにしても「アイコン+テキストラベル」を用いることによって、「思考システム1」で判断したとしても、誤解の無いようなデザインにすることも重要です。

また、もしユーザーが誤操作したとしても、すぐに操作を戻せたり、リカバリが効くようなUIデザインを提供するのも1つの方法です。

続いて、「思考システム2」の活用方法は、ある操作に対して、ユーザーに深く検討してほしいときに使用します。

例えば、「大きな金額の買い物」では、深く考えていただくようにすることが大切です。

このような使っていただく「思考システム」の工夫が、後のUIデザインに対する「使いやすさ」や「クレームや問い合わせの少なさ」にもつながります。

まとめ

今回の記事では、人間の認知的な特性として持っている「2種類の思考システム」について解説しました。

UIデザインをする際に、どちらの「思考システム」で理解してもらうかによって、デザインも変わってくると思いますので、人間の特性として理解しておくことをおすすめします。

なお、Wikipediaにて、この「2種類の思考システム」を「二重過程理論」という名称で学術的に詳しく解説されていますので、ご興味がある方は、こちらもご確認ください。

Wikipedia:「二重過程理論」
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E9%87%8D%E9%81%8E%E7%A8%8B%E7%90%86%E8%AB%96

最後までお読みいただきありがとうございます。
今回の記事は以上です。

この内容がみなさんのUIデザインの勉強になりましたらうれしいです。
引き続き、認知科学、UIデザインの勉強を一緒にしていきましょう。

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